こもの鍼灸院が今に至るまでそう時間は経っていないけど、一つだけ胸を張って誇れる部分で他の人から褒められるところといえば「人材」かなーと。
よく
どうやって求人してるんですか?
とか
スタッフ教育はどのようにやってるんですか?
といったことを聞かれる。
求人について
求人に関しては、資金をかけて求人誌や求人サイトにバンバン出しているということもない。HPにも求人用のコンテンツがあるにはあるが、他に比べてすごく力を入れて作り込んでいる訳でもない。
それでも平均して毎月2件くらいはコンスタントに鍼灸師や学生の方からの応募がある。
なぜか。
これは狙ってやってるわけではないので(多少はあるけど)結果論になってしまうけれど、
「雰囲気」という一言に集約されるように思う。
応募してきた人達は一様に口をそろえて「スタッフ間の空気がいい」「自分も一緒に働きたいと思った」と言ってくれるわけです。
じゃあその「雰囲気」を会ったこともないのにどうやって感じているのか?という話になってくるけど、そこはこのSNS全盛の時代なので。
具体的な分析としては・・・
- 求職者はSNS世代である
- 求人サイトがいろいろありすぎて院も人材も分散している
- みんな自分たちの情報を出してなさすぎ
という風に見ています。
自分が働くにあたって重要な要素はいろいろありますが、福利厚生や給与だけでは差別化というには弱いんすよね。(めっちゃ重要だし経営側としては軽視できないししたくないけど)
んで鍼灸師求人に特化したサービスも群雄割拠といった感じで。求人者も求職者も機会損失しててもったいないような現状かなーと。
なんで自院のHPとかSNSとかめっちゃ見てくれてるんですよ。
なんならSNSでうちのことを知って「うわぁ、働きてえ~」ってなった人もいるわけで。
そしてよく見るのはinstagramやtwitterのようなSNSで普通にサービスのセールス的な内容ばかりを投稿している人たち。いやまあアカウントがあるだけ全然いいですが。
またSNSはおろかHPにすら施術者のひととなりがわかるコンテンツが皆無なこと山の如し。
突然ですがここでクイズです。
Q.あなたが困った時に相談したいのはどんな人ですか?
①その辺の道にいるおじさん
②信頼できる知人
③とにかくかわいい女子
どう考えても圧倒的に③ですよね!!
困っているところを励まして欲しい的な。よーしじゃあ頑張っちゃおっかなーなんて。ね。コラ。
冗談はさておきと言いたいところですけどあながち冗談でもないのこれが。
②と③は正解と言ってもいいかもしれません。
意外と人柄で見られてる
鍼灸師の先生は非常に真面目な方が多い。
なので自分がどれだけ勉強してきたかや、どんな理論で治療するかをアピールしがちだ。そしてTVや雑誌のミーハーチックな健康情報に「はぁ・・・。またこんなものが流行ってるのか・・・。」とうんざりしがちなのである。
でも選ぶ側の患者は普通ミーハーなので、そんな小難しい話よりもその先生の顔や人柄、権威性のわかるエピソードから「この人なら信頼できそう」とある程度「なんとなく」決めるのである。人はどこの誰かもわからない、変態かもしれない人に身体を触ってほしくないもんです。
求人も同じで、
「実際この人どんな人?この組織どんな組織?」というのが垣間見ることのできる「スキマ」はいくつ作ってあるのか?が重要なんだと思う。
誰だっていくら凄い人でもめっちゃくちゃ理不尽なパワハラ上司ブラック企業で働きたくはない訳で。
それと同じくらい「顔」って大事で(なにも容姿の良し悪しだけの話ではなく)好感を持てるかどうかはその院のイメージとなる「顔」がどんなものなのかで決まると思う。
だからこれから組織を大きくしていきたい先生は、外に発信する「ビジュアル」に一層気を使うべきかなと。(なにも自分の顔でなくてもいいんです。安心してください。涙拭けよ。)
企業で考えたら
・ロゴ
・起用タレント
・CM
などがこれにあたります。だからイメージモデルが今巷で絶賛流行中の不倫とかすると賠償問題になったりするんですね。
シンボルとなる「キービジュアル」を「どんな媒体で」「誰に向けて」発信していくのか。そこまでわかってこればあとはもうやるだけ。
うちの場合は全員ビジュアル担当と言ってもいいくらい個性があるので大変助かっております。それもそのはず「良い顔」している人を採用するので。(見てるのは容姿だけじゃないですよ。ほんとに。トラストミー。)
まず応募がこなきゃ背に腹は代えられないってなっちゃうので、
・応募数を増やす
・理想の人材だけが応募してくるようにする
ことができるといいなーと思いますよね。
そのためには
①理想とする②たくさんの人たちに③届く情報が良質であり④量が多い
ことと、あとうちは専門特化しているのも大きいかなと。
この辺はまた別の回にでも。
(↓↓↓書きました↓↓↓)
次回は「スタッフ教育」について。