TsubasaShinya.Tokyo~鍼灸を身近に感じるメディア~

鍼灸師目線で世の中のことを見ていくメディアです。経営のことや組織論などのカタい話から「やってみた」「いってみた」や「美人すぎる鍼灸師」などの情報を好き勝手にお届けしていきます。

ひとり治療院で成功するのって簡単?

鍼灸学生時代の同期が院の近くで挙式だったらしく、帰りに顔出してくれた。

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正直、専門学生時代の僕は非常にとっつにきにくく扱いにくかった(笑)であろうという自覚はあるし、在学時にそこまで仲良かったとも思わないけど、卒後10年近く経つ今でも気にかけてくれて遊んでくれるのはありがたいなーと。

変わらないところと、変わったところと。
何より僕含めた4人中2人は鍼灸の仕事してないっていう。

鍼灸学生の卒後は?


鍼灸師じゃない人にとっては意外でしょうが、資格を取った人のだいたい半分くらいは数年以内に別の道を歩み、10年もすれば3割くらいになってるんじゃないでしょうか。体感だけど。

それもそのはずというか、信念とか理想とかと折り合いをつけにくい職場環境であることが多い。
なおかつ鍼灸師になる人って理想論者的な性質の人が多いように思うし、かつそこまで器用じゃないのかなと。

理想の鍼灸師になるためには

自分の好きなようにやるためには独立する必要がある場合がほとんど。
独立して成功するために必要なのは
・治療技術
・患者からの信頼
・経営能力
・営業能力
・接客力
・ある種のカリスマ性
・運
・その他もろもろ
ということが必要になる。ニッチな仕事なので。
普通の仕事ならば上記のうちいずれかだけでも十分活躍可能かもしれない。

でも、独立して成功するということは起業して一発当てるのと同じようなことであり、当然誰にでもできることではない。

この部分をちゃんと理解していない鍼灸師は非常に多いように思う。

僕の場合は独立という選択肢じゃない環境で自分のやりたいことを実現できているというのは本当にありがたいことで、運が良かったとしか言いようがない。(その辺についての考えはまた改めて別の機会に)

(↓↓↓書きました↓↓↓)
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技術はもちろん大事だし、鍼灸師として生きる以上「あって当たり前」だとは思うんだけど、数千年の歴史がありながら完成していないんだから、その深淵に身を投じる人間ばかりでは一般化は進まないし受療率の向上は難しいだろうなと思う。

だからもっと多様性を受け入れて、それこそ東洋医学の在り方のように柔軟な業界になればと。
学校はもっと現実的で実践的なことたくさん教えたらいいと思うし、業界は卒後の選択肢増やす受け皿作るべき。

鍼打つだけが鍼灸師じゃない!みたいな。
鍼灸師エンジニア
鍼灸師プログラマー
鍼灸師デザイナー
鍼灸師ディレクター
みたいな。
いや胡散臭さすごいけど。笑

でも胡散臭く感じるのはまだいないからというだけであって、上のような「今までにない」肩書きで活躍する個人が登場すればそれもまた変わるだろうな。

「ハイパーメディアクリエイター」みたいな。
なにしてんだろあの人。



「次回は教育について」とか言いながら全然書かないのは気にしないでください。

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