やっと書きますね。笑
前回の記事はこちら。
スタッフ教育について
まず根本的な考え方として、
僕が「教えている・育てている」という感覚はまったくないんです。
よく他院の先生や他業種の方から受ける相談としては
・スタッフが思うように動いてくれない
・自分とスタッフのモチベーションが違う
・自発的に働いてくれない
・「やらされてる感」が抜けない
といったこと。
いや当たり前じゃんって話です。笑
人は自分の思い通りに動かないし、やる気やスタイルなんて十人十色、勝手に自発的になれるならそもそも雇われてないし、だからこそ「やらされてる感」が染みついているわけで。
とか偉そうなこと言ってるけど僕もここには大変苦労して前身の組織は一度見事空中分解したわけで。苦笑
そのおかげで今があるわけで。(またこの黒歴史については折を見て。笑)
まず初めに意識したこと
『頼ること』
『受け入れること』
これに尽きる。
スタッフを雇用して「使う」(言い方悪いけど)立場の人間は、ある程度全部自分でできちゃうわけで。
なのでどうしても
「自分でやった方が早いしストレスフリー!!フォーーー!!!」となりがち。
なのに
「なんで自発的にやらないんだろ?」とか言っちゃってたらもうアホですよね。アホ。アホの子。
てめえが成長の機会奪っとるんじゃろがい
思わず広島弁にもなりますわ。
上に立つために必要な要素って実はシンプルに思ってて、
- 信じて任せる
- どんな結果でも受け入れる
だけ。あとは加速度的に任せることを増やして結果に対するフィードバック。そしてどう考えてたか、どう考えてるか聞く。
んでここに至る為に実は重要なプロセスがひとつある。
コミュニケーションは取れてる?
いきなり「どう思ってる?」とだけ聞かれて、あなたは素直に自分の気持ちの全てを話せますか?
理屈的には頼る・受け入れるを実践するだけでうまくいくはず。
でも悩んでる人はそう言われて「そう簡単な話じゃないよ」と思うはず。
そこに足りないものはズバリ「人間関係」かと。
スタッフが何を考え何を感じて過ごしているか、わかってますか?
何の為にうまれて、何をして生きるのか?
何が君の幸せ?何をして喜ぶ?
わかってますか!!!
コミュニケーションの不足=組織力の低下
何を求めているかわからない患者に効果的な治療やトークはできますか?
スタッフも一緒で、
何でやる気が出て
何にヘコみ
何の悩みを抱えていて
どんな環境で過ごしていて
何に喜びを感じるのか
「やりがい」なんて簡単な言葉では片付かない「その組織で働くメリットや価値」を提供できないならスタッフはそこで働く意味がない。
なれ合う必要はないけれど、上に立つなら
「よき理解者、よき相談役」になれないと通常の業務や教育にも繋がらない。
あなたの言葉がスタッフにとって、喜びでもなければ深く刺さることもない軽いものなら、どんなフィードバックも意味をなさない。
背中を見ろ 見て盗め なんて時代はとうに終わってる模様。
それがやりたきゃ一人でやってろってなもんで。
こもの鍼灸院のスタッフは心底頼りになるし(抜けてるところ多々あるけど)スタッフの成長や成功はこの上ない喜びだし、スタッフの悩み苦しみは自分のこと以上につらい。
「組織ではそのトップ以上の器は育たない」とよく言うけど、僕自身スタッフに成長させてもらってて器は少しずつ大きくなってるかなと。
自分もスタッフも組織も一緒に成長していけるのが、一人では到達することのない醍醐味なのかなーと感じつつ過ごす毎日。
ありがてぇありがてぇ