TsubasaShinya.Tokyo~鍼灸を身近に感じるメディア~

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「出会いがない」と嘆く前にやるべきことあんだろ~恋愛マーケティング21~

昨日のかもしかマラソン

が終ってからのお疲れ会で出た話題。

「出会いがない」ってなに?

 

まず世間のデータ

少し前に「婚活コンシェルジュ」なる方に会って話す機会があった。年々上昇している”生涯未婚率”は女性の7人に1人ほどだそう。(男性は4人に1人)

「なんだ、さすがに私はその1人には入らないわ」なんて思ってやいませんか。

年代別で見た場合30代の未婚率は30%を超えており、この数字は1990年代より20%以上も上昇している。

 

お、恐ろしい・・・!!

 

そしてなんと”現在交際している人がいるかどうか”の調査では

20代で男性75%女性60%がいないと回答したそうだ。

 

 

日本やべえ。

こんなことってありますか。華の20代ですよ。

 

うちのスタッフはというと。

8人中・・・

既婚者2人

交際中1人

パートナー無し5人

実に彼氏or彼女いない率62%とまさに世の中の縮図のような現状。

手前味噌ですが、美男美女と言って差し支えない子たちがですよ。

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恋愛や結婚がすべてだとは決して思わないが「望んでいながらできない」というこの”流れ”のようなものは問題だなと。

「出会いがない~」と嘆くスタッフの話を聞いてそんなことを感じた。

出会いがないってなんなの

自分の周りを見てみる。

だいたいの既婚者が

・同じ学校、地元

・同じ職場

・共通の趣味の仲間

・親しい友人の紹介

と、身近な人と結婚している。ドラマのような「奇跡の出会い」などそうそうないのだ。

 

何故そうなのかと言えば心理学者ザイアンス氏のいう「単純接触効果」に他ならない。

よく会ってる人はいい面も悪い面も見えてきてイメージがわきやすいし、会うのが一度きりではないので「ギャップ」も見えやすい。打席数が多いのだ。

 

一方、出会いがないと嘆く人の特徴として何も外に向けた行動をしていないということがある。

 

出会いとマーケティング

経営をするにあたり学んだマーケティングというものは、実は色んな身近なところで使われていたりする。

人が無意識的にやっているそれを、体系化したのがマーケティングなのだ。

マーケティングはいわば「理想のお客様に出会うための手段」なので理想のパートナーに出会うのにも十分応用できるはずだ。

 

マーケティングの流れを簡単に書くと

①環境分析(SWOT分析)

②戦略立案(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)

③施策立案(4P)

④実施、改善

 

こんな感じ。

 

では恋愛においてはどうか

①白馬の王子様は現れないかなと毎晩願う

②青山通りでイケメンとドラマのような出会い

③夢のようなデートの日々の中イケメンを脅かすライバルの登場

④玉の輿

 

こうである。

 

 

 

だから出会えねえんだよ。(もう滅茶苦茶)

 

 

彼を知り、己を知れば百戦危うからず

 

と孫子も言ってるわけで。まず自分と相手を知れと。

自分をしっかり理解し、まだ見ぬ相手を明確に描いていく。

マーケティングとはいわば失敗の確率を減らしていく作業なのだ。

 

分析

まず自分という商品の強みと弱みを明確にしていく。ここで商品力強化の余地があるならもっと魅力的にしていく。

また自分のおかれている環境において恋愛するのを阻害する因子も把握し、取り除けるなら取り除いておく。

自分と競合する同性のタイプや対照的なタイプなんかも把握しておくとよい。

 自分の市場価値はどれほどのものかによって、出ていく市場と方向性が決まる。

 

戦略

理想のターゲット像を明確にしていく。

自分の理想から書き出していく

  • どんな関係でいたいか
  • どんなデートがしたいか
  • どんな見た目がいいか
  • どんな性質の人がいいか

などなど。細かければ細かい方がいい。

具体像が見えてきたら、その理想の中から現実的な”休みや収入””交友関係”などにつながるような理想のイメージがあればそこから「どんな職種の人か」「どこにいる人か」を絞っていける。趣味などの理想があればもっと簡単だ。

それがわかれば「どうしたらそうした属性の人に会えるか」という手段が明確になってくる。

 

そしてその理想像から見て「自分は魅力的な商品になれているか」という分析も絶えず行いたい。会えた時にどのように自分を見せられるか。

相手の期待値を上回りリピートを取れる存在でいられるかどうか。

 

施策

そこまできたらあとは数。

「理想の条件を満たす人」にどれだけ会えるかが勝負。

どんなシチュエーションでどんな層の人に会うのか。

 

そういう人のところに自ら赴くのもひとつだし、そういう人に自分という存在の情報を届けたり知ってもらう導線を引くことができたら理想的だ。

ネットを使うのも今の時代ではいいかもしれない。

SNSなどで発信したり、発信している人と交流を持つのもひとつだ。

そしてその理想を満たす相手との接触頻度を高くしていくこと。 

 

「理想の相手」との恋愛を望むのならば、理想の相手に自ら出会いにいかなくてはならず、自然な出会いに理想を求めていくならばその確率は天文学的数字になる。

 

だから多くの人にとって

(理想の)「出会いがない」となる

 

 

「そういう分析とか、自分から出会いにいくのとか無理だわ」という至極真っ当な感覚をお持ちの方。

 

そんな人にもできる簡単な方法がある。

 

生活圏と付き合う人を変えるということだ。

 

何も引っ越せとかいう話ではなく、買い物や身だしなみ系に使っているお店を変えてみたり、よく会う友達以外にも久しぶりの人や二人で遊んだことのない友人と行ったことのないカフェにいったりするだけでも環境や交友関係が変わることもある。

 

同じ場所で同じ人と同じことをしているだけの日々に、新しい風は吹かない。

 

新しい美容室に行くだけでも、素敵な出会いがあるかもしれない。 

 

また、新たな人に出会うにあたって大事な考え方がある。

どんな人に会っても「いい部分」を見てその人を好きになるところからはじめ、”恋愛になるかどうかはお互いにその後で判断する”ということ。

 

そういうスタンスでいれれば、自然とモテるし出会いもやってくるのでは。

 

以上、恋愛マーケッター新屋でした。(誰だよお前)