TsubasaShinya.Tokyo~鍼灸を身近に感じるメディア~

鍼灸師目線で世の中のことを見ていくメディアです。経営のことや組織論などのカタい話から「やってみた」「いってみた」や「美人すぎる鍼灸師」などの情報を好き勝手にお届けしていきます。

意外とシンプルなこと

あっと言う間に12月。

「1年の計は元旦にあり」と年始から慌ただしく過ごしてきただけに駆け抜けるような1年。 たくさん凄い人にお会いしていろんな話を聞いたこの1年。

 

結果を出してる凄い人ほどおんなじことを言う。

 

「難しいことじゃない」

 

「結局人だよ」

 

なんてこと。

そして答えがとてもシンプル。

 

それは最近少しずつわかってきた気がする。

ものごとの本質はだいたい決まってシンプルで、シンプルなだけに本質がわかってないと見落としたり理解できなかったりする。

 

その感覚、なんか身に覚えがあるなーと思っていたら…

 関東鍼灸専門学校の先生とTwitterでお話ししていた時にふと。

「ドラクエの最初の城にあるけど終盤まで開けられない宝物庫」

こんな感じだなと。

 

存在自体はとっくの昔から知ってるけど、その価値は終盤までわからない。

 

治療に関してもまったくそうで、はじめはあれこれ勉強したりセミナー行ったりなんやかんやしてゴリゴリ系からテクニック系からいろんな派手なことするんだけど、最終的にはなんか

・ソフト

・短時間

・スピリチュアル的

な感じに収束していく印象。

 

スピリチュアルってのもまあ表現悪くて胡散臭いんだけど、結局メンタルにアプローチするのは身体にも非常に有効だって話かと。

 

じゃあ最初からそのシンプルを極めれば、とも思ったりするんだけども。

そうもいかないようで。

 

 

大人が「勉強しなさい」という、長い人生の中で得た教訓をそれらしく端的に言っても子どもにはその価値や意味がわからない。

本質的には「勉強をする」ことがいいのではなく「考える力」や「問題解決能力」を養うことにこそ意味があるんだけど。

資本主義社会の中ではわかりやすい「競争力」「戦闘能力」とも言える学歴を獲得することを「勉強しなさい」という一言で表現するから子どもには届かないんだよなあ。

それでも型にはめてでもやらせちゃうから「仕事できない東大生」みたいのが出来ちゃうわけで。

武器は使い方を知ってはじめて武器になる。

「モテる」

「お金持ちになれる」

「えらそうにできる」(するかしないかは別として)

「好きなことをして生きられる」

って正直に言っちゃえばいいのになと。美徳ってなに。

 

 

・・・あれこれ話全然ちがうな。笑

 

話を戻すと、最初からシンプルにはいけないというのはたしかにあって。

シンプルをしっかり理解するには複雑なことをたくさん理解しなくてはいけなくて。

それはなにも治療に限った話ではなく、世の中の物事の本質を理解すると治療観にも影響が出たりする。

むかーしの賢い人が複雑なことをマニュアル化してきた東洋医学や経絡治療。

〇〇にはこのツボ!みたいなわかりやすさ。

でもやっぱり極めるには深ーいところを覗いてみないと本質が理解できなくて。

 

んで結局「どこに刺すかじゃなく誰が刺すかだ」みたいな身も蓋もない話になってきたり。笑

 

どんな仕事であれ、真摯に向き合って情熱込めてやるだけ。サービス業なら笑顔で元気に!!

ってだけの話なんだけど、その本当の意味がわかるのにはやっぱり紆余曲折が必要みたいだ。