TsubasaShinya.Tokyo~鍼灸を身近に感じるメディア~

鍼灸師目線で世の中のことを見ていくメディアです。経営のことや組織論などのカタい話から「やってみた」「いってみた」や「美人すぎる鍼灸師」などの情報を好き勝手にお届けしていきます。

オープンソースのスケルトン経営

面白い記事に出会った。

長野の山の上にあるパンと雑貨のお店の経営者の方のインタビュー記事。

こんなに考えに共感することも珍しいな、というくらい今僕の取り組んでいることや思い描いていることに似ていて、それをうちよりももっと具体的に形にしている組織だった。

 

僕もこの「オープンソース」という概念がとても好きで、ほぼすべてのことを公開していくことで、外部からの声やフィードバックなどもより受けやすくなると感じている。

開かれた状態からのブラッシュアップは、時を経るごとに洗練されていく感覚がある。

また共感してくれる人も明らかに増えてるので、その状況下で仲良くなる人はハナから僕のことがある程度好きな状態で人間関係がはじまるというなんともありがたいことになる。

反面で反発する人が出てきたり批判対象にもなるけど、僕としてはそういうのが曖昧なままの人間関係というのが最も不毛だと思うのでそれはそれでわかりやすくていい。まどろっこしいコミュニケーションこそ時間がもったいない。

 

なにより、僕は自分の持っているノウハウを切り売りして生計を立てる気がまったくないし、みんなが豊かになり地域や業界が活性化すればそれほどいいことはない。結果として家族、スタッフ、患者さんが幸せになるような形であればなんでもいいのだ。

全国的にもまだまだ少なかった「美容鍼専門院」を立ち上げた2016年3月。続いて名古屋進出した同11月。

その時は2~3件しか商圏にそういう院はなかったけど、2018年2月現在は驚くほど多くなっている。ホントびっくりするほどに。

こうやって市場が盛り上がり、一過性のブームではなく文化にしていけたらいいし、今の学生や独立して一旗揚げてやろうという元気のある人たちの刺激に少しでもなればという思いもある。

あとはなんと言っても、やり方を全てオープンにしようが誰も僕にはなれないから大事に隠す意味もないかなと。驕りとかじゃなくて個性の話で。

ただ、そういうのをおもしろがって声をかけてくれる人とコンテンツを作ったりマネタイズしたりというのは大好きなので、なんか面白い話があったらください。笑

 

「ニーズに応える」というのも正しいように思うけど、必ずしも全てのニーズに応える必要はないんじゃないかな。

顧客のニーズだけを全て聞いていたら究極ボランティアのような話になりがちだし、それよりも「自分たちの得意なこと」にしっかり価値をつけてそれをきちんと喜んでもらうことに力を注ぐべきかと。

ここで絶対軸にするのは「自分が良いと思うこと・もの」を提供すること。

そうやって顧客に喜んでもらうことが増えて自社が豊かになっていけば、自然と取引先も豊かになり、業界や地域社会に貢献できる幅も大いに増えるはず。

 

なにかサービスを提供するときに大切なのは小手先のノウハウなどではなく、本質的な「だれかを想う心」とか世の中の真理のようなものだと最近よく思う。

 
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最近、スタッフ1人に1つずつメディア運用を担当してもらうことにした。

それにあたり月1でミーティング兼コミュニケーションの場を個別で設けてみた。

いろんな発見があって、いいチームになっていってるなーという実感が得られる機会になった。

皆一様に言う事は同じで、お互いがお互いを認め合い、いい意味で危機感を持っていた。感動ものですよ。こんなの。

 

あとはスタッフしかり同業の先生しかり「自分の未熟なところ」に悩み不安を持っていることが多いけれど、その「未熟さ」すら個性として発信していく強ささえあればもはやそれは武器となり、周りを巻き込んでいく魅力に変わる。

 

何かをやるのに丁度いい時やいいきっかけなど待てど暮らせど来やしない。

思い立ったが吉日。思い立てないんならまず自分のやりたい事への熱量を高めるのが吉。

人は自分に内在する理由がないと動こうにも燃料がなくて動けないからね。

小宇宙を燃やせ。