劇場で見ようと思ってたけど見る機会逃してたこちら。
1995年に起こった5件の連続殺人事件。犯行の手口の異常性と猟奇性で世間の注目を集めることになる事件を担当したのは、牧村航でした。熱心な捜査の甲斐あって、犯人を後一歩のところまで落いつめるも、その狡猾さに打ち負かされることとなり、尊敬する上司を殺されてしまいます。
そのまま事件は時効を迎えてしまいました。そして事件から22年後、突如当時の犯人が書いたという手記「私が殺人犯です。」が発行されるのです。かつてのあの事件の犯人を名乗る人物が発表した手記に世間やマスコミは食らいつきますが、それがまた新しい事件や騒動の引き金となるのです。
レンタルが始まったので早速借りてみた。
結論から言えば、劇場で見なくてよかった・・・。胸糞。いやすごい面白いんだけど。
以下多少のネタバレを含む可能性があるので、見ようと思っている方は薄目で読んでね。
さすがに豪華俳優陣だけあって演技はすごい。特に藤原竜也、仲村トオルの怪演ぶり。
演出も大げさな部分もあったけど、リアルな描写が多く「そうなるよね～」と共感するシーン多数。
殺人事件がテーマなので、その辺の表現は非常に生々しくて胸糞悪さの体感度合いといったら。
「自分だったら・・・？」といろいろな立場から考えさせられた。
復讐ってどう思いますか？
刑事ドラマとかの説得シーンなんかでよく「復讐の先には何もない」なんて言うけど、例えば自分の最愛の存在が残酷な目にあったとしてもそうやって割り切れるのかな？
展開は読めるけど話もよくできててとても面白いし、少しスッとする部分もあったけど、モヤモヤする２回見たくない映画だった。
スゲー面白いから１回は見た方がいいけどね。
ぐぬぬ。
