TsubasaShinya.Tokyo~鍼灸を身近に感じるメディア~

鍼灸師目線で世の中のことを見ていくメディアです。経営のことや組織論などのカタい話から「やってみた」「いってみた」や「美人すぎる鍼灸師」などの情報を好き勝手にお届けしていきます。

1ヶ月と1年と

このブログを立ち上げて1ヶ月経った。

 

毎日最低1記事という目標でやってきて、ひと月で38記事。まずまず。

どちらかといえば飽き性な僕がこうして続けられているのも、ひとえに

「自分で決めたことだから」だ。

やらされていることじゃないことってやっぱり続けられるんだなーと改めて。

 

なので、スタッフにもなるべく僕の指示だからという風に思わずに動いてもらうにはどうしたらいいか考えて考えて考えている毎日。

 

なるべく頑張らなくても自然にやり続けられるような仕組みを作るのが僕の仕事で、スタッフの頑張りに甘えてばかりいちゃダメだと思ってる。

 

能動的な組織づくり

 

スタッフが自分で決めて動くと言葉にするのは簡単だけど、実際はそううまくいかない。

僕が意識していることとすれば「リーダー意識」だ。

 

例えば飲み会の幹事を想像してみてほしい。

幹事経験のある人なら想像に難くないと思うが、参加者というのは実に身勝手だ。

「いけたら行くわ」

「誰が来るの?」

「会費高くない?」

 

「えー、〇〇来るなら別の席にしてほしい」

「名古屋かー、遠いね」

「ごめん今日やっぱいけない」

 

わかる。聞きたい気持ちはわかる。

でも思うのだ。

いちいちうるせえよと。

 

一度幹事経験があればいかにそういう質問が煩わしいかがわかるのでスムーズに会が催されるように協力することができるが、ないとこればっかりはわからない。

 

どんなことに対してもそう言えて、一度当事者になる責任者になるということはとても大事。リーダーの気持ちを考えるにはリーダーを経験するのが一番手っ取り早い。

 

だから僕の理想は最終的には3ヶ月ごとに院長変わっていくとかがいいなあと。(あくまで内向けの話だけど)

 

リーダーになる

 

とはいえ院長ともなると流動化するのが現実的ではないのでこもの鍼灸院では大きく二つの軸を持っている。

内向けには院内ミーティングや院内行事で回ごとにリーダーを決めて動いていて、

外向けには懇親会やイベントなどで企画ごとにリーダーを立てている。

んで、なるべく僕はノータッチでいるようにする。

 

モヤモヤしたりうぐーーってなったりすることもあるけど、信じて待つ。待つ。待つ。(たまになんか言う)

ここが意外と難しい。

 

うまくいかせることに焦点を当てすぎてアレコレ手伝いすぎると何が功を奏したのかよくわからないままうまくいってしまう。

目的は能動的に動いてもらえるようになることなので、うまくいこうがいくまいがどっちでもよくて、大事なのはなぜそうなったのかがしっかり把握できること。

むしろ失敗したことがあった方が次へと繋がる糧になる。

 

うちのスタッフルームのドアには

失敗したらお祝いを!

と書いた紙が貼ってある。失敗は成長の機会なのだ。

 

1年

 

2016年11月にこもの鍼灸院栄院がオープンした。

はや1年。まだ1年。

 

立ち上げ時のことを思うと随分頼もしい組織になった。

皆が皆それぞれに得意分野があり、補い合って回っている。

そしてそこには信頼関係という基礎、土台があって。

 

たまに問いを投げかけたら、それに向かって自然とみんなで課題解決に向かう。

そして課題を越えるたびに成長していく。

 

そんなみんなの姿を間近で見られることに大きな喜びを感じるたびに思う。

 

ああ、歳をとったなあ

 

 

そんなこもの鍼灸院を、これからもよろしくお願いします。

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 京都にて。