昨日は夜から雪で、朝目覚めた時に辺り一面真っ白。
こないだ東京が大雪になった日も東京にいて、間一髪で電車の麻痺を抜け出してきたとこだったのでちと不安がよぎった。
運行状況を確認。
JRとかが止まったり遅延しまくってる中、近鉄はというと
「2分遅れ」
やはり近鉄名古屋線最強なんじゃないか。
昨年のドカ雪で40cm積もった時も普通に走ってたもんなあ。
電車の中で考えたこと
そんな名古屋行き電車の車中。
中吊りのゼクシィの広告。
結婚して7年近く経つのでもはや自分には縁がないんだけども。
んでも見てみると
大切なことだけ、ぜーんぶ網羅!
結婚のお金、基本から想定外まで
きゅきゅっと教えます!! Special
という結婚のお金にまつわる特集号。
別冊はというと
10年後も笑顔あふれる“思い愛”家族になるために、
今の想いを形に残そう
\親あいさつ・結婚報告・新生活……etc./結婚決まってすぐやるべきことBOOK
他の特集は
白→白、白→カラーetc.
ちょこっとアレンジから大胆チェンジまで、
先輩花嫁の当日着たもの全部見せ!
\地元エリアの実例付き/チェンジを楽しむ♥お色直しドレスSNAP
まー実に普遍的な内容だ。
やるべきことや常識は昔から変わらないし、式のメインのひとつは「ドレス何着るか」だし。
あとはタイトルに添った
\大宮エリー書き下ろしストーリー/
結婚のお金のキホンから想定外まで
“先に知っておくべきこと”だけギュッと。「私、絶対お金に振り回されない花嫁になる!」
ストーリー性のある体験談や共感エピソードなどの特集なんかも。
こうした構成から読み取れるのは
読者の需要自体が一定で普遍的
ということで。
特に今号の傾向で見たら「今結婚しようと考えている人の最大の悩み・不安はやはり『お金』の部分」となる。
それも天下のリクルート様がマーケティング・リサーチしてるわけだから信用できる。
ゼクシィとかそういう情報誌ってさ、1年間でおんなじことをグルグルやってる。ブログのリライトと同じ。読み手は書き手が思ってるほど同じコンテンツに抵抗がない。書き手は一度取り上げたことを避けがちだけど。これ発信者にとってすごい大事な視点なんじゃないかなー。
— シンヤツバサ (@two_eight_three) January 25, 2018
集客もセットにはなるけど。
そんなことを考えながら満員電車に揺られてた。
でもふと、これってすげえことじゃね?と思って。
結婚式した後のオレから言わせれば、極端な話ゼクシィに載ってる内容なんて全部自分で調べようと思えば調べられる。ググればポンと。
しかし実際はそうはならない。なんで買うんだろう?
一生に一回のことだから誰もよくわかってないのである。
そう、何がわからないかもわからないのだ。
ゼクシィ購買層はそういう人たち。
実際うちも買ってたし。笑
そんな購買行動を生むポイントはなんなんだろう。
- まったくの無知でも見たら結婚や結婚式についてだいたいのことがわかる
- 地方によって掲載される情報が違うので自分にフィットする
- 地味に使えるアナログ付録がついてくる
- 買う側にとってタイムリーなタイトルがついてる
- 「一度は買ってみたい」感がある(らしい)
- どこでも買える
- 安い
こんなところか。(他にもあったら教えてください)
うん。めちゃめちゃ顧客の欲求を理解して展開してるな。
当たり前だけど。
要するにゼクシィは
欲求(需要)が生まれるタイミングに、
手ごろな価格で、
いつでもすぐに手に入る、
欲しい情報の詰め合わせである。
ということだ。
そして掲載する式場や貸衣装屋などからの広告枠で収益を出す。
ゼクシィに掲載する場合、クッソちっちゃい枠でも驚きのプライスなのだ。
なので実売価格は低く抑えられる。
地域によっては広告ページ数が少ない場合もあったりして値段にも差があるのだとか。210~500円。
これは圧倒的ブランド力の成せる業で、後追いには不可能だ。
ホットペッパービューティーとかも同じ仕組み。
情報量が多く、質と利便性の高いサービスをユーザーへ廉価または無料で提供し、それをしっかりブランディングして一強にする。
なんとなく「結婚といえばゼクシィ」が頭にあるので「とりあえず」と買っても後悔しないのだ。安いし。
一生に一度の購入なのでリピーターは意識せず、情報をトレンドに合わせてブラッシュアップし続ける。
んでもって時代に合わせて「婚活アプリ」とかもやったり。
改めて、なかなか切り崩せないビジネスモデルだなあ。
たまごクラブひよこクラブこっこクラブと合わせて、なかなかに難攻不落だ。
まあそれを倒す方法は別にいい。無理だし。
どうすれば鍼灸業界の「ゼクシィ」になれるか。そんなことを考える。
鍼灸業界のゼクシィになる
その為にはどうしたらいいんだろう。
- 今はない(またはユーザビリティが考えられていない)サービス
- 困ったり悩んだりへの解決策が提案できる
- 人によってカスタマイズされた情報を幅広くカバーして提供する
- 需要がなくならないものへ繰り返し手を変え品を変えアプローチし続けて常に身近にある
- そしてそのイメージを刷り込める
- 満足を生む圧倒的ブランド力
そんな感じか。
うーーーーーーーん。
まず間違いないのは先行者優位だな。
あと情報量。それも先行者優位と同義だけど。
そして常にトレンドを抑えつつ読み手の心理を把握しつつ。
そして「〇〇といえばここだぜ!」という刷り込み。
無くならない潜在的な悩み。
美容や肩こり腰痛etc...
自分の得意分野について
深く、多岐に渡り網羅し、キャッチ―に
発信し続けていくことだな。現実的には。
このブログでいえば、たとえば同テーマの記事を100本ずつ細かく仕分けて記事にできたらすごいよなあ。
「美容鍼について細かく適応、目的、手法、効能についての記事が100本」
「頭痛についてパターン別に分析、鑑別、セルフケア、プロのケアについて細かく分類されている記事が100本」
とか。それぞれはいわゆる特化型ブログって立ち位置になる。
それの百貨店みたいなメディアを作れば「鍼灸業界のゼクシィ」も夢じゃないかもなーなんて。
千里の道も一歩から。
特化型ブログはまるで向いてないので、別の人に丸投げしたいところ。笑