TsubasaShinya.Tokyo~鍼灸を身近に感じるメディア~

鍼灸師目線で世の中のことを見ていくメディアです。経営のことや組織論などのカタい話から「やってみた」「いってみた」や「美人すぎる鍼灸師」などの情報を好き勝手にお届けしていきます。

鍼灸学生の「リアル」を見た

3/12に千葉県の関東鍼灸専門学校さんでセミナーをやらせていただくにあたり、学生さんに向けた事前アンケートをさせてもらった。

3年生はもう授業がないので1.2年生だけということで。
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いやー、非常に面白い。リアル。

学校のカラーもあるんだろうなー。

たくさん履歴書を見てきたからか、文字や文章だけでその人のことがだいぶイメージできるようになってきた気がする。

 

印象的だったのは、鍼灸師や鍼灸業界に抱くイメージが二極化していること。

これってその人たちが出会ってきた「鍼灸師」のイメージってことだと思う。

あまり芳しいとは言えないこの状況を、どう変えていき明るい未来が描けるか。

 

あと面白いというか、だよなあっていう感じだったのが

・最も不安を抱えているのは技術面

・多くの人が数年後の独立を視野にいれてる(それしか選択肢がないと思ってる)

・でも独立は不安で自信ない

ってことで。

自分のやりたい施術をやりたいがために独立したいけどうまく経営できる気がしない

そんな感じかなー。前向きに独立したいってより、環境が合わない前提でしばらく我慢して技術学んだら自分の好きにしたいって印象を受けた。

こういうのが均一に出てるってことは、教育の現場において十分にカバーしきれていない部分やフォローできてないって側面もあるんだろうなー。

カリキュラムや制度的に無理な部分が多々あるだろけど。

あとはもちろん就労環境面。学生は、希望を持てないから消去法で独立しかないと思ってる。

学校もたぶん斡旋するほど就職先の数がないので、就活する学生との結びつきが希薄になってしまいがちなのかなあと。

 

関係ないけど、こないだうちが企画した学生向けのリクルートイベントの案内を持っていったら「求人票を出してもらわないと受け付けられません」と門前払いされたとこもあったそうだ。

ああ、こちらからお願いします~と毎年求人票送らなきゃお相手していただけないのね。と。(要項去年送ったのと同じだけどな)

学校は別に学生の就職先には困ってないわけだ。

 

学生と、学校と、鍼灸院と、業団とがもっとなめらかに連動しないと、業界がどうとかそういうお話しにすらならないと強く感じた。

 

まずはそういうコミュニティ作りだなあやっぱり。