スンナ派とは対照的に過激派で有名なシンヤ派の新屋です。
西野氏の「ディズニーの倒し方」よろしく、この業界を倒す方法について考えてみたいと思います。
鍼灸業界の倒し方
現時点で無理ゲー感のある「この業界を変える!」ということ。
いや言うのは簡単なんだけど、実際問題としてどうよ?ってところは多々ある。
そんな閉塞感を打開できるんじゃねえかという方法を現実を度外視して考えてみる。異論は認める。
まず業界を倒す為に必要な要素から考えていきたい。
①知力
②財力
③広報力
④政治力
⑤説得力
うん。このくらいあればなんとかなる気がしてきた。
問題はどの程度必要か、というところか。
新屋政権(獲ることはない)はこの5本の矢で闘っていこうと思う。
学校改革
まず1本目の矢。
鍼灸養成校って機能してんの?問題について。
いきなりこんなこと書くとまた某先生が「耳が痛い…」とか言って別の問題に発展しそうだけど。
教育現場のことなど一切知らない視点で語る。
こないだ中国行って一番感じたのは実はここ。
鍼灸を担う人間の知的レベルの圧倒的な差。
中国は言ったら国民の上位1%レベルの知識層が鍼灸の施術やら研究やらとしているわけ。
そりゃあ凄いわな、と思った。
で日本はというと、学生も教員も「資格予備校だ」みたいな風に捉えてる(捉えざるを得ない)雰囲気ある。
でも、思うのは
その割に合格率低くね?ってことで。
倍率のないボーダークリア型試験のくせに現役合格率7割。
ちなみに医師国家試験合格率9割。
落ちたお前が言うのか!というブーメランは甘んじて受けます。
ブーメランがぶっ刺さって血まみれになりながらもTwitterしてるアカウントが私です https://t.co/NSCbT4t7ER
— シンヤツバサ (@two_eight_three) 2018年5月18日
入学してくる生徒の質の問題なのか、カリキュラムの問題なのか、教員の質の問題なのか、はたまた試験問題のせいなのか。
しらんけど。
とにかく予備校なら予備校でいいと思うんすよ。別に。
そのスタイルなら合格率と入学者卒業率にこだわってしっかりやったらいいし。
職業訓練校なら職業訓練校で、実務とか経営のこともっとやればいいと思うし。
研究を視野に入れた学術的施設ならそれもいいし。
もし潤沢な資金とリソースがあれば、
・資格予備校としての専門学校
・学術機関としての4年生大学(+2年で院)
・職人であり経営者を育成することを視野に入れた高専的な学校(3年+2年の実務教育)
の3ラインでやれたら理想的なんじゃないかなあ。
別で直営の院展開もできてたら受け皿にもなるだろうし。
そうするために、こどもたちの進路選択にもっとグイグイいかなきゃと思う。
あとは脱サラや他業種系の人たち向けのコンテンツももっとあってもいいんじゃないかな。
卒業生や学校発信のコンテンツももっと欲しいところ。
規模感
第二の矢はまあ今の話でもわかるように、やっぱ規模感って大事だと思う。
金は目的にはなり得ないけれど、手段としてはとても重要。
「なんのために?」の軸が通ったところに財力が集中すべき。
カリスタがもっと資金とリソースを拡大しながらいろんなこと仕掛けてってるのを見たらわかるように。
APAホテルに泊まったら置いてあるマンガを是非読んでみてほしいんだけど、大きな目的を達成するためにはやっぱある程度の規模が必要になるんだよな。
となると。鍼灸師として施術で対価をいただくのは当然本筋ではあるんだけど、その本筋だけで生計を立てるというのは恐ろしくリスキーであるともいえる。
日本の大手企業のどれを取ってみても、ひとつの事業だけでやっている企業はひとつもない。
とはいえあれやこれやと手を出して風呂敷広げてうまくいくほど世の中甘くもない。
鍼灸師の強みを活かした事業がもっとできてくるといいな。
Webでのカウンセリングアドバイスやマッチングなんかは特にチャンスある気がする。
戦略的広報
第三の矢はずばり広報。
イメージってやっぱ大事だと思うんすよ。傑物ひとりだけじゃ変わらないとは思うけど、それをメディアに乗せることができたら変わる可能性ある。
藤井聡太六段がいい例で。
前途ある若者が将棋界に旋風を巻き起こし、それを効果的に伝えるべくコンテンツをどんどん作って報じるメディア。
竜王戦のトーナメントの仕組みや対局ごとの報酬、賞金などからどんなステップを踏んでその大会に出場するのかを解説する。
これ以上ないPRだよなあ。
これによってなりたいこども、ならせたい親はたくさん生まれてると思う。
だから、鍼灸界隈でなんか面白い動きや人間いたら、それをプッシュする組織だった機関はやっぱ必要だよなあと。
あとイメージ戦略。
最近頻繁に東京行く私ですが、東京メトロのモニター広告。あれすごい。
東京メトロ【スペシャルムービー】Find my Tokyo.「Challenge219_田原町駅/ビニール傘の奥深さに触れてみよう! 」篇
東京メトロ【CM】Find my Tokyo.「浅草_遊びが生まれ続ける」篇(60秒)
東京メトロ【スペシャルムービー】Find my Tokyo.「Challenge186_西日暮里駅/フラメンコライブを観にいこう!」篇
石原さとみ、麻布十番で「惚れちゃいました」 小林武史と意外な“出会い”も 東京メトロ「Find my Tokyo.」 新CM「麻布十番_手づくりに惚れる」編(WEB限定CM)
東京メトロ【スペシャルムービー】Find my Tokyo.「Challenge101_西船橋駅/メトロでイチゴ狩りに行こう!」篇
東京メトロ【スペシャルムービー】Find my Tokyo.「Challenge105_浦安駅/魚の目利きをしてみよう!」篇
東京メトロ【スペシャルムービー】Find my Tokyo.「Challenge208_浅草駅/飴細工でうさぎを作ってみよう!」篇
東京メトロ【スペシャルムービー】Find my Tokyo.「Challenge132_東銀座駅/池の真ん中でお茶をいただこう!」篇
なんかよくわからんが石原さとみ、好きだ。
そしてこんなCMつくってくれてありがとう、東京メトロ。
そんな感情を地下鉄に乗る度に抱かせる。
それってすごくねえ?(オレだけかもしらんけど)
やっぱこれやりたいんだよなあ。そのためにも経済回さなきゃな。
かわいくて演技できるモデルと、こういう動画撮れる監督いたら作りたい。
インスタ広告とかならすぐにでもやれそうだし。
業界団体
そういう話になると避けては通れないのがこちら。四本目の矢。
広報や公益を担うのが本来業団の役割なんだけど、なんだかそこになかなか手回んないようで。
政治的にもやはり統一団体ってのは必要だよなあと。
話を聞けば聞くほど、内部改革をするのにもたぶん10年単位の仕事になりそうな感じ。
行政からも大して相手にされず、広報やセーフティネットとしても機能してるとは言えない団体。しかも業界内の他の大きい団体と喧嘩(プロレス含む)してるし。
事を起こすにも一石を投じるにも、数や規模の力ってバカにできない。
まず業界内部、外部ともに「なんのための団体なの?」が認知されていないのは大きい。
解決策としては、
①業団を改革する
②業団とは別の形でまとまれる仕組みをつくる
このどちらかしかないのかなあと。
やっぱ現状はオンラインサロン的な形がベストな気がするなあ。
対外と話すには数って大事。
圧倒的説得力
最後の矢。
医療法人化するか大学病院化するか。
医療の中枢と言えば病院。統合医療というか、東洋医学中心の病院。
運営は鍼灸師。
はい。莫大なスケールの話になってまいりました。
でもできたら絶対いいよね。何より社会的な説得力や認知度のスケールは段違い。
そこで集約できる症例数やノウハウなんかはすごいことになる気がするし。
相当ハードル高いけど、できたらすげえよなあ。
今はできないとされてることがなんでもできちゃうよな。
以上が新屋が考えるこの業界の倒し方。
倒すっていうか打開策だけど。
これは実現可能なのか、不可能なのか。どう思うかは
あなた次第です!!!