TsubasaShinya.Tokyo~鍼灸を身近に感じるメディア~

鍼灸師目線で世の中のことを見ていくメディアです。経営のことや組織論などのカタい話から「やってみた」「いってみた」や「美人すぎる鍼灸師」などの情報を好き勝手にお届けしていきます。

4月9日は「鍼灸の日(しんきゅうのひ)」

バレンタインやクリスマスって、なんだかそわそわする。

なぜか。

「なにかしなくてはならない衝動」に駆られるからだ。

 

では、鍼灸師にとっても年に1度くらいは「なにかしなくちゃ!」と駆り立てられる共通の日があってもいいんじゃないか?

夕方のニュースで流れる各地の節句の行事の風景のように、地方ローカル各局で4月9日には決まって各地の鍼灸の催しが取り上げられるような世間は果たして実現不可能なことだろうか。

いや、きっとできるはずだ。

では誰がつくる?

それは鍼灸師である我々をおいて他にいないだろう。

 

ということで。

shinkyu.or.jp

昨年2017年の4月9日にはじめて開催されたメディア向けのイベント『鍼灸の日』。

イベント前日にAKBからの卒業を発表して話題になった田名部生来さんやハリー杉山さんをゲストに迎え、盛大に行われた。

そうした話題性も手伝って、TVや新聞、大手ネットメディアなど様々な媒体で数百件掲載されたそうだ。

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かつて業界側から打って出たイベントでこれほどに反響を呼んだものはあるだろうか?

今はもはや「自院だけ話題になればいい」という時代ではなく、志を同じくする多数の院や個人が共闘するフェーズに来ていると思う。

 

一人で世間に与えられる影響などたかが知れている。

オレも昨年末に一人で「12月は鍼灸で邪気払いだ!」とか叫んでたけど一切浸透しなかったしね。笑

でもそれが100人、1000人の鍼灸師が同時多発的に声を上げたとしたら?

それぞれは個のままでいい。

映画「アベンジャーズ」の様にいろんなシリーズの主人公が集まって共闘するのって燃えるじゃないすか。

 

鍼灸でもそれができたら。良い事はあっても悪い事はないっしょ。

 

経絡治療も中医学も古典鍼灸も現代鍼灸も美容もスポーツも難病も、

みんなが共通して鍼灸師。そこに違いはない。

「4月9日は鍼灸の日だ!」

と声を上げ、それぞれの想いの丈を発そうじゃないか。

 

鍼灸の歴史を紡いできた過去の偉人たちを偲ぶ祭を立ち上げてもいいだろう。

文化や祭事ってつくっちゃいけない決まりはない。

各地でイベントやフェスをやってもいいだろう。

地域の鍼灸師で連携して鍼灸体験の啓蒙活動をやってもいいだろう。

患者さんに渡すカレンダーに書いてもいいだろう。

SNSでみんなで同じハッシュタグつけて発信してもいいだろう。

 

誰でもつかえる「共通言語」の存在って今の鍼灸業界には非常に大きな楔になりえるんじゃねえの。

 

ていうかこういう時こそ「つながり」を取り持つ為にあるんじゃないのかよ鍼灸師会。と学校。

世間の流れに何にも乗っからずに、自分たちで何も生み出さずにあぐらかいて存続できる団体なんてあってたまるかよ。

別に金はかけなくても価値って生み出せると思うよ。

集団に属するメリットを打ち出すには、絶好の好機がたくさんあると思うけどなあ。

 

ともかく!いろんな形で関わることのできる「鍼灸の日」。

本丸は同日東京で開催されるイベント。

当然こんだけ言うんだからうちも大口で協賛させてもらってる。

 

で、今回何が画期的かっていうと個人でも1000円からの小口で協賛できるってこと。

イベントでもなんでもね、楽しむためには「当事者意識」ってのが最も大事だと思うの。

 

いたじゃん。学生時代に「ダリぃからオレはいいわ」とかって文化祭とかに関わらないヤツ。

でも実際文化祭当日はしっかり来てほんのりテンション上がってるんだけど、がっつり中心でやってたヤツらとの温度の違いに虚しくなっちゃうアレ。

断言するけど、イベントはその中心の震源地で参加するのが一番楽しい。というかそうでないイベントはダメ。

斜に構えて遠巻きに見てて、あとで「楽しそうだな…」ってなってももう遅い。

 

「自分が関わったプロジェクトなんだ!」

「ああ、アレ?うちも支援してるよ」

って胸張って言えたらそれだけでテンション上がるじゃないすか。どうすか。

ガッツリ関われば「オレが主軸です」ってドヤ顔で言えるじゃん。

 

既にある大きなイベントのスポンサーになろうと思ったら途方もない大金がかかるけど、これからこのイベントを育てていくんだ!って思ったら高揚しない?

 

ちなみに声を大にして言いたいのは、

別にこれを言ったからってオレには1円も入らないってこと。笑

 

ただ祭が好きないち鍼灸師として、ケツの重い鍼灸師のみなさんをどうにか焚きつけて一緒に騒ぎたいというだけ。

「日本全国の鍼灸師が、年に一度だけ一体感を味わえる日」

そんな日がもしあったら、最高じゃないすか。

 

ないならつくればいいじゃない。

誰かがつくってくれたんなら全力でのっかればいいじゃない。

 

「おっ灸!おっ灸!」の掛け声に合わせて新町お灸堂さんから神輿が出発する「お灸祭り」。いいじゃないですか。

ふんどし姿の鋤柄先生。いいじゃないですか。

 

段上先生の集めた飲食ブースの中央でDJオカノのトラックにノリながら昼から飲んで食ってのフェス。いいじゃないですか。

MC Sinq-Cとのラップバトル。いいじゃないですか。

 

カテン君を中心にみんなで暗闇の中瞑想し、宇宙とひとつになる。いいじゃないですか。

 

「あったらいいな」はひとつ残らずやりゃいいんだよ。

だから、やろう。

とりあえず、鍼灸の日に協賛しとこう。

2018年『鍼灸の日』イベント 鍼灸師・鍼灸院 ご協賛メニュー

おあとがよろしいようで。

 

昨年のイベントの様子はこちらから。

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