TsubasaShinya.Tokyo~鍼灸を身近に感じるメディア~

鍼灸師目線で世の中のことを見ていくメディアです。経営のことや組織論などのカタい話から「やってみた」「いってみた」や「美人すぎる鍼灸師」などの情報を好き勝手にお届けしていきます。

シンツバセミナーQ&Aコーナー

 以前関東鍼灸専門学校でやらせていただいたセミナーの前の事前アンケート。

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お約束としては「当日答えられなかったものはこのブログで全部回答します」と言っていたので、遅くなったけど答えていく。会場で答えたものも改めて。

 

好きな食べ物はなんですか?

寿司とラーメンです

 

基本的に週何日休みがありますか?

2日です

 

自分の時間は作れてますか?

ここまでの3つ同じ人からの質問なんだけど、この人オレの事好きなのかな?笑

超自由な自分の時間というとあまりないかもだけど、仕事自体が「好きな事やってる」という感覚に近いのでストレスないすね。

 

息抜きにすることを教えてください。

温泉すね。

 

鍼灸師になってよかったことは?

一風変わった仕事なので話題に事欠かないことと、モテることですかね。

真面目に答えるならば、面と向かってありがとうをたくさん言われ、心身ともに深く入り込んで変わっていく瞬間に立ち会えるというそうそうできない体験をたくさんできること。

 

今一番やっていて楽しい事は?

自分と関わる人、特にスタッフの成長や成功は何にも代えがたい喜びですね。

自分の予想を上回ることが起きた時がこの上なく楽しいです。

 

学生の時と現場との差は?

なんでしょうね。「お客さん」じゃなくなることじゃないすかね。

 

学生時代や新人時代どのように勉強してきましたか?

僕の場合はとにかく症例を見て施術に入ることのみって感じでしたね。必要な知識はその都度調達するみたいな。

 

学生のうちにやっておくこと(知識・技術レベル含め)

基礎知識(解剖生理、経絡経穴)はしっかり身につけておくと後々楽かと。技術に関しては、切皮刺入・片手挿管・施灸あたりの基本手技を正確に身につけておくことと触診で「健康な身体」をたくさん触り慣れておくといいと思います。「学生だから身体悪いやついないなー」とか思うでしょうけど。それが悪い状態を見抜く助けになるかと。

あとは、学生という立場を活用していろんな治療院に治療を受けにいったり、いろんな先生に会っておくといいと思います。卒後、鍼灸師として目指したい「理想のロールモデル」を見つけられると、自分の進む先がイメージしやすいと思います。

ひらたく言えば「あこがれ」の存在に出会う事が重要かと。

 

一番つらかったことはなんですか?

僕は大阪での修業時代ですかね。下記参照。

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あとは思うように結果を出してあげられない時かな。

 

最初どんな思いでこの仕事を選んだのか

ブログでの回答ばかりで恐縮ですが、詳しく赤裸々にかいてあるんで気になるなら読んでね。

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就職の説明で「技より人柄」とよく説明受けますがどうですか?

採用側が欲しい人材としての話ですね。

技ももちろんあるに越したことはないけど、前提に対人コミュニケーションがないと成り立たない仕事なので。

その辺の持論を書き綴った記事置いときます。

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トークの仕方

きました雑な質問シリーズ。

僕は「物を売る」というのが商売をする上で最強の技術だと思ってて。

  • いかに信頼してもらうか
  • 相手の欲求や不満は何か
  • どんなことが実現したいか

というような部分を押さえてはじめて、買い手の満足する販売ができる。

そこには接客の要素の本質がたっぷり詰まっていると思っている。

自分よがりのトークほど無意味なものはないかなと。

 

患者との信頼関係の構築

うん。なんでみんな言い切り型なんだろうか。

専門性はもちろんのこと「自分はあなたにこういう姿勢で向き合いますよ」という部分を伝えるのが大事だと思います。

来院前に伝えられたら尚いいですね。HPなどで。

 

再来してもらうための患者さんへの声のかけ方

症状や現在の状態に対する見解や治療方針などをしっかり伝えた上で、なぜ通わなければならないのか、通った先にあるゴール、来ないデメリットを理解してもらえたらいいかなと思います。

 

治療内容とお金

これまた雑。笑

「商売は価値の交換である」と関口賢先生のありがたい言葉があった。

「自分の施術はこのくらいの価値だ」と思う値段にすればいいだけの話で。

一般論や他と比べてってのは戦略面なので本質的には関係ないです。

 

地盤造り

雑シリーズが続きます。

意図を汲まなきゃだね。まず。

「治療院経営・集客の為の地盤造りにはどのようなことが必要ですか?」

かな?違ってもしらん。笑

基本はやはり地域密着がベターなので、地元の人や身内にどんなことをどんな思いでやっているのかしっかり伝えて協力者になってもらうことかなと。

 

治療内容

もはや何が聞きたいのか。

手技の流れのことなのかな?笑

 

保険診療

兄弟なのかな?それとも関東鍼灸専門学校ではこういう人多いのかな?

述語はどこへ。

 

集客方法

お、これはまだいけそう。笑

いろいろあるけど、まずはいろんなことを試して、その地域で何が反応取りやすいのかを調べるところからかなあ。

オンラインとオフラインとを合わせて、だんだん精度を上げつつ無駄を省いていく感じですね。

 

何かの為の保険

述語はもうないものなんだろうなと。そう思えてきた。

当然入ってますよ。賠償保険。

個人的には収入や労働能力が無くなった時の為の資産形成なんかもしないとなーと。家族いるし。

 

技術の勉強方法

技術なんてごまんとあるわけです。自分がどんな治療家になりたいか。どんな人を治したいか。それに合わせて身につけたい治療を探求する。古典に還るのか、最新を追うのか。今はいろいろ手段あるしね。

 

どこで勉強しているか(他の医療家とのコミュニケーション)

尊敬する治療家がいるなら教えを乞うたらいいんじゃないすかね。

他の医療家もひとりの人間なので、そこを忘れずにコミュニケーション取れたら大丈夫だと思います。

 

マーケティングの方法、独立後の勉強会への参加など

マーケティングと一口に言ってもいろいろあって。

結局さわりだけやるんじゃなくて、本質的に理解してコツコツやるだけ。

需要の調査/需要を作る⇒広告/集客⇒価値の提供⇒満足⇒再来/紹介

この流れを澱みなく回すには?を考えて試行することかなと。

僕は勉強会ってあんま参加したことないのでよくわかんないんですよね。

 

患者の年齢層・性差・地方都心等エリア毎にどのように展開(技術面、経営面)してきましたか。

ちょっと質問の意図が汲みかねるなあ。

そもそもターゲットは限定しているので、

・開院した場所の商圏の

・ターゲットとする人に

届く為の集客と需要に合った施術を提供する展開、って答えですかね。

 

技術の差を埋める為、努力、関心、気持ちの向上意外に必要なもの(スキル)はなんですか?

メンタル部分ではなく今持ってない技術の差を埋める方法は?ってことですかね?

ここまで制限があると、あとは演技力くらいしかないんじゃ。笑

 

これまで大切にしてきたことはなにか

義理と人情ですよね。粋かどうか。

 

治療の失敗談成功談

日々失敗だけど、勝ち越しで終わるようにしてますね。

チャンス貰えなかった場合は負け越すけど。

その時も「次同じ症状来たら絶対治す」と思って準備してます。

そもそも明確な失敗の定義って難しいすよね。

 

女性鍼灸師の単独での出張治療のコツや注意点

うーん。やはり集客の時点でしっかりスクリーニングすることじゃないですか。

怪しい客層や危険な感じの人を寄せ付けない風な構成をするしかないかなと。

どうしても単独で出張しなきゃいけないならそういう感じですかね。

 

客層をどれくらい絞り込むのか?

それは自分の実現したい院のスタイルによるかと。

幅は広い方がそりゃ分母は多いから集客しやすいですからね。

なぜ絞る必要があるのかによるんじゃないでしょうか。

 

治療技術のマニュアル化はするのか、する場合はスタッフのやりたい方針はどうするのか

ある程度の「枠」がないと組織として成立しないのでそれなりにマニュアル化はしますかね。制限の中の自由って感じですね、うちは。やりたい方針に沿わないのに入ってきてしまわないように、面接時にしっかりお伝えします。

入ってきてから「それでも別のことがやりたい!」と主張する場合は、しっかり練って仕組みつくって企画してもらえれば、それがいいと思えば採用します。

マニュアル化=希望の無視 ではないと思いますよ。

 

スタッフを雇う場合、スタッフの生活(未来)に対してどのように考えている?

僕は患者さんもスタッフも幸せにするために院をやってるので、明るい未来が描けないような院にすることはないし、仮にそのスタッフがうちにきて幸せになれなそうだと思うなら採用しません。求職者の未来を全力で考えて面接するので、面接の際に別の院を勧める時も多々あります。それが適切な行為かどうかはわかりませんが。

 

経営に至るまでのプロセスを具体的に聞いてみたい

よく聞かれるけど、僕経営者ってわけではないんすよね。

運営者って感じ。

この辺読んでいただくとわかりやすいかと。

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成功するまでの紆余曲折を具体的に伺いたいです

これもさっきのと同じ記事を読んでもらえたら。というかまだまだ紆余曲折の最中なんすけどね。成功なんて遥か彼方。

 

経営のハウツー

そんなもんがあるなら僕も知りたい。

「絶対にうまくいくハウツー」なんてものはないんじゃないすか。

 

経営を始めてどのくらいの期間で安定した収入を得られるようになったか聞きたい

ケースバイケースだろうけど、ゼロからの起業だと普通半年~一年は苦しいと思う。「地盤」があればその限りじゃないだろうけど。

 

何年くらい修行すれば開業できますか?

これは会場でも話題にしたけど「何年修行すればいい」みたいなゴールは絶対にないです。自分の施術と経営に責任が持てるようになった時なんじゃないすかね。

この質問を本気でしてるということであれば、経営についてや患者のニーズについて少し勉強した方がいいかもしれません。 技術ある=繁盛院では絶対にないので。

 

修行は短くても、師によって違いはありますか?

そりゃあるでしょうね。

 

卒後即開業する人はどれくらいいますか?

僕に聞かれても…

体感ではクラスに1人くらいじゃないでしょうか。

 

独立するにあたり必要なこと

ありすぎて絞れないけど、あえて一つあげるとするならば

・圧倒的患者目線

ですかね。経営的にはイニシャルコストと半年程度の運転資金も必要かなと。

 

何を目指し、何処に行こうとしているのか?

僕明確な目標ってあんまないんすよね。

今よりもっと楽しくなるように、とか今より自分ができることはないか?とかそんな衝動を原動力にしてます。

まあ自分の子供が進路選択する時に「鍼灸師ってすげえんだな」と思われる程度には世間的な評価や地位は高めておきたいですね。

 

鍼灸師が抱える問題

歴史の長さと複雑さに身動きが取れなくなってることじゃないすか。

 

鍼灸業界を発展させていく為にどのようなことを考えてるか

僕は

・能力のある人の参入

・地味だけど確実に食える層を増やす

の二本柱と、

・鍼灸師の施術以外の仕事に価値を見出すこと

かなと考えてます。鍼灸師の知的財産はけっこう価値あると思うんだよなあ。

 

ここまでが在校生1、2年生からの質問。

なんとなく、質問からその人がどんなことを考えてるのかわかるような気がするよね。

 

そしてセミナー当日のアンケートの質問にもお答えしようかなと。

 

東京オリンピックに対して何かしかけ等考えられていますか?チャンスだと思います。

個人でどうこうしかけられる規模なんでしょうか。笑

関われたらいいですよねー。鍼灸師として。

 

どんな修行をしたのか

師はおらず、資格を取ってからひたすら鍼を打ち、身体を触る日々でした。

 

師はどんな人か

鍼灸師としての師らしい師はいません。

美容鍼は長谷川亮先生に、不妊鍼灸は渡邊香聖先生に教わりました。

どちらも僕の鍼灸師としての指針となるような人です。

経営の師は数人います。

カリスタの前田さんに初めて話を聞いた時は、いろいろシビれましたね。

 

現在の治療価格に設定した理由

みなさん結構こだわりますね、ここ。

僕が今の施術内容ならこの値段で受けたいと思うからです。

「家族であっても」という視点は持つようにしてます。

 

片手挿管がとてもきれいだったので、どのくらい練習されたか知りたいです

学生の時の授業中は片手挿管と切皮の練習をずっとしてました。

なので学生の時には今とほぼ同じ感じでできていたと思います。

 

先生は今どんな人たちと人脈がありますか

人脈って言葉苦手なんですが、自分の器が少しずつ拡がるにつれ、凄い人たちに会えるようになってきたなという実感はたしかにあります。

 

先生の“人生の目的”が知りたいです

幸せに死ぬことですかね

 

どこで鍼灸師飲み会をやってるのか。いきたい。

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こちらです。

第3回東海若手鍼灸師の会

最新は5/27(日)のこちらとなります。

 

女性鍼灸師が働き続けるには 子育てとの両立

難しい課題ですよね。

大きな組織が出てきつつあるので、組合みたいなものができて託児施設などがみんなで少しずつ持ち出して運営できたら理想なんじゃ?とか考えてます。

そういうことができる組織を目指したいですね。

 

 

以上、なかなか面白いなあと。

引き続き何か聞きたいことがある方は

peing.net

こちらからお気軽に。なんでも答えちゃう。

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