TsubasaShinya.Tokyo~鍼灸を身近に感じるメディア~

鍼灸師目線で世の中のことを見ていくメディアです。経営のことや組織論などのカタい話から「やってみた」「いってみた」や「美人すぎる鍼灸師」などの情報を好き勝手にお届けしていきます。

【鍼灸王子】長谷川亮という男

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いま現在は全国に数多ある美容鍼をやる鍼灸院。

その草分け的存在のひとり、長谷川亮先生。

 

ハンカチ王子、ハニカミ王子などとなんでもかんでも王子と呼んでいた王子ブームのさなか、メディアにより鍼灸王子と命名された先生。

そのマスクや華から「まさしく」といったネーミング。

現在ではスタンダードな施術方法となっている美容鍼をいち早くやり始め、食っていければ御の字と言われる鍼灸業界でその腕っぷし一本のみで数ヶ月に一度は家族全員を引き連れビジネスクラスで海外旅行へ行き、フェラーリを乗り回す鍼灸師となった。

これほど王子の名にふさわしい鍼灸師を僕は他に知らない。

 

…だがその実際の生態は王子とはかけ離れている。笑

 

長谷川亮の実態

 

海外を優雅に飛び回り、フェラーリを乗り回す鍼灸王子。

甘いマスクやブランディングも手伝って、おそらく会ったことない人は気取ってると思うに違いない。

 

そんな長谷川亮をあえてひとことで言うならば

ビールをたくさん飲むオジサンだ。

 

飲む。めっちゃ飲む。文字通り浴びる程飲む。

そして喋る。よく喋る。おばちゃんのように非常によく喋る。酒飲んでようが飲んでなかろうが熱く語る。だいたいマジメで熱い話が9割だ。次の日ほとんど覚えてないくせにである。笑

 

どうだろうか。全然王子じゃないだろう。むしろ完全に親戚のおじさんだ。

 

気取ってて、客から高い料金搾取して余裕で働いて、私服を肥やしている

そういうイメージを持っている人もいるかもしれない。

だがその実は、

20も離れた新卒鍼灸師と対等にアホな話をし、

勤務時代からの患者をずーっと大事にし、

受付無しの完全な一人治療院(3階建て1軒家)を上から下へと駆けずり回り何時だろうと何していようと予約電話に出てシャカリキ無休で働き、

稼ぎの大半をビール代に費やしている鍼灸師だ。

 

よく稼ぐのはよく働いているからに他ならない。

僕はこの人より働いている一人鍼灸師を未だかつて見たことが無い。

 

鍼灸師の可能性

 

この人は間違いなく「鍼灸師の可能性」というものを世に示した一人だと思う。

もともと派手好きの性格も手伝って、ブランディングもばっちり。

おそらく亮先生の周りの人間は「鍼灸師って儲かるんだな~」とばかり思っている。

小さくはあるが、確実に世間の目を変えている。

 

ここから大事なのは、それが特例でないことを世間に示すことだ。

亮先生の示した可能性を、僕たちがさらに切り拓いていかなくてはならない。

 

 

僕がこの先生を好きなのはその類稀なる人間くささだ。

裏表がなく、欲求に正直で、カッコよくてカッコ悪い。

10も歳の離れている僕に、自分の苦手な分野については教えてくださいと頭を下げる。

そこには気取っている鍼灸王子の姿はない。

 

この人の背中を追いかけて、追い越して、共に新たな可能性に挑戦していきたい。

なんて、そんな暑苦しいことを言いたくなる。

 

臨床家としての長谷川亮

 

中学生頃には鍼灸師になると決めており、芸歴20年を超える先生。

美容鍼で脚光を浴びたのでイメージ的にはそれ一辺倒だが、長い業界歴において当然臨床家としての側面もある。

この先生を第一印象で嫌う鍼灸師は、たぶん東洋医学に傾倒している経絡治療などを得意とし「鍼灸師かくあるべき」という観念の強い方が多いんじゃないだろうか。知らんけど。

 

この亮先生も、一穴治療を目標に脈を診たり経絡治療したりしていわゆる仙人系治療家を目指していたゴリゴリの時期もあったそうな。

経絡治療や頭鍼療法、カイロや整体など多岐に渡る技術を操る。

 

ひょんなことから、その一部を「これからの世代の為に」と東海若手鍼灸師の会の参加者に公開してくれるという流れに。それも無料で。

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喋りっぱなしの5時間。あっという間。

 

鍼灸師として生きていくなら、どうせならカッコよくいきたい。

ならばこそハセリョーに一度会ってみて損はないと僕は思う。

 

というわけで次回は2月開催予定の東海若手鍼灸師の会でお待ちしてます。笑