「左ききのエレン」というマンガをご存知だろうか。
Webで連載されていたかっぴーさんという方のマンガ。
正直言って、僕は絵のうまくないマンガが嫌いだ。
でも、これは、それを差し引いてあまりある面白さ。とにかく話が面白い。
「大人のための少年マンガ」というコピーに納得。
今まで「自分を奮い起たせるマンガNo.1」は文句なしで宇宙兄弟だったんだが、こと「仕事への情熱」への影響で言えばこの左ききのエレンに軍配。
「所詮はマンガ」
という人も多いだろうけど、僕は働く上で大事なことの多くをマンガに教えてもらっていると思う。
そういう人は同じように
「自己啓発本なんて」というだろうけれど、どんな本も読み手次第だ。
とか言いながら自己啓発本ほとんど読まないけど。笑
まあ確かにペラッペラの内容のものもある。
でも、その本からも
・なぜそれが出版されたのか
・なぜそれが売れるのか
ということに思いを巡らせながら読むことができれば、いくらでも学びがある。
そういう「どうせ」に支配されているうちは、何に触れたってどんな人に会ったって意味がない。
話が逸れた。(すぐ逸れる)
この左ききのエレン。読むうちにそれはそれでアリになってきたものの、僕の中で最大の欠点だった「絵のうまくなさ」が、なんとこの度作画を迎えて単行本化したことによりクリアされた!!!!
こんなんもう卑怯。
広告代理店を舞台にした物語。
美大卒の天才になれなかった主人公のおはなし。
一巻は「神谷さん」という先輩キャラのかっこよさが神懸かっている。
いいんだよ、仕事の話だけで。男だから。
しびれる。
もどかしい気持ちや、やりきれない思いを抱えながら、人ははたらく。
諦めながら、くすぶりながら、それでも生きていく。
情熱を燃やす準備はできているか。