気付けば鍼灸の専門学校を卒業してから早10年。
こもの鍼灸院の前身の菰野鍼灸接骨院ができてから5年。
はやいもんで。
2人から始まったこもの鍼灸院も、来季新卒内定者含めると13名に。(国試頑張ってね!!)
たくさんの人に会い、いろんな経験をしてきたからこそ伝えられることも増えてきたように思う。みんなそうだろうけど。
今の自分は、学生のときの自分とどこが変わっただろう?
今の自分は、鍼灸師になりたての自分とどこが変わっただろう?
どうやって今の自分になってきたのだろう?
そんなことを考えながら「その時の自分が欲しかった情報や環境」をどう形にして発信していくかを日々考えている。
いまの僕に出せるひとつの答え
強く魅力的な組織をつくっていくこともそうなんだけど、それよりももっと早く・広く・加速度的に変わっていく世界にならないかな?と頭を一度ひっくり返してみた。
すると、何度考えても「利害、Give&Takeを超えたつながり」と「エンパワメントされた個」の必要性に辿り着く。
そして、そのつながりから生まれる相乗効果こそが、変革をもたらすことのできる大きなうねりとなっていくんじゃないかなと。
そんな頭の中の濁流のようなアイディアを、丁寧に形にすることができないのが僕という人間。笑
これまではそれを中途半端に小出しにしたり、なんとなくできる範囲でやってきたりしたんだけど、どうもしっくりこない。
しかし!ある時この構想を現実のものにすることができる強力なパートナーと出会った。同じ課題感と目的意識を持ち、抽象化と具体化ができる人たちだった。
僕の頭の中の濁流をしっかり受け止め、即座に整備計画を立案し、堤防をつくってすっきりした河川にしてくれた感じ。
簡単な経緯は↑の山さんの記事にも書いてあります。
「エンパワメントされた個」
は、自分の中に核となる熱量あるビジョンを持ち、かつそれをきちんと表現することのできるスキルを有した人間といったところでしょうか。
「利害、Give&Takeを超えたつながり」
は、やはり家族のような存在でしょうか。
そんな人が身の回りにたくさんいたら?と考えるだけでわくわくしますよね。
どうすればそういう環境を実際につくっていけるかな?とあれこれ試行錯誤するために
「共創型オンラインセラピストサロン SQ-SALON」
という枠組みで0期生として共にワークできる仲間を募り、走り出したのが8月。(その前の1ヶ月ほどは脳が乾涸びるほど頭絞った)
全国から集まった自分と似た年齢、境遇、能力の12人でぶつかり合い磨き合った4ヶ月。
さきほどは「世界を変える」だのどうだの言ってたけど、端的に言えば劇的に自分や参加した人間が変わっていくことが楽しくて仕方がなかった。
「スキルや武器を手に入れること」
「自分の頭の中や感情を正しく表現すること」
「なりたい自分になるために動くこと」
結局人間の幸せって自己表現か他の存在からの承認っていうなんじゃないかなと考えていますが、そのどちらもまずは「自分と正しく向き合うこと」から始まるんじゃないかなと思います。
先人たちがたくさん考え、たくさん失敗し、いくつかの便利な「型」を残してくれています。それは東洋医学も同じかなと。
SQ-SALONではいわゆる大企業などで1年目の研修時に学ぶようなビジネススキルやフレームワークを習得し、仕事や生活の中で生じる「課題」を正しく抽出して「整理」し「解決」したり思考したりする力を養うことをテーマにしています。
そしてそれを、似たような境遇を持つ人たちで構成されたチームで取り組みます。
主にオンラインで、タイミング合う人同士はたまーにオフラインで。
その中で、自己理解を深めるのに他者が必要なことや、他者の思考を深めるために自分が必要であることを経験として理解することになります。
そうして深く理解しあった人間同士は、互いのビジョンの実現に向けて、互いのビジョンの交わるところで自然と手を取り合うことになるんですよね。
エンパワメントされた個×個の生むパワーは、ときに自分一人では到達できないはるか先の景色を見せてくれることもあります。
自分の強みはなにか?
自分に合った考え方はどんなものか?
自分が描ける未来はどのような可能性に満ちているのか?
進むべき目的地は、どんなところか?
そのすべては「誰か」ではなく、ほかでもない「自分」で見つけて決めなくてはいけないもの。
別に決めなくても生きていけるんだけど、もし今よりも魅力的で力が溢れ出てくるような自分になりたいなら、きっとあった方がいいもの。
そういう場所が今まで身近になかったので、みんなで創りました。
1期生の募集はひとまず12/20までとなってます。
どんな境遇の方にとっても、きっと力になるプロジェクトだと感じています。
行動の先には必ず何らかの結果があると、僕は断言します。
僕は鍼灸師なので、とりあえず鍼灸師にそういう人がたくさんいたらいいなと思ってますが、このモデルがもたらすメリットは別にこの業界だけに限った話ではないと考えています。
ゆくゆくはいろんな業種の方が参加できるコミュニティになればいいな。
気軽に互いの院に行き、フィードバックし合ったりディスカッションしたりなんかできる関係も楽しい。それが同期でも同門でもないというのがまた、いいんだよなあ。