前回紹介した王道中の王道名古屋案内の続編。
本日は名古屋の玄関口【名古屋駅】エリアからご案内します。
名駅
名古屋の朝は喫茶店モーニングじゃなくて海鮮丼が新定番!?
実はあまり知られていないが、名古屋の玄関口のほど近くに魚市場がある。名古屋駅から徒歩5分ほど。市場は立体駐車場の1.2階になっており、魚類の匂いが充満している。一歩踏み入れた途端、名駅であることを忘れてしまう空間だ。数ある店の中で、私達が目をつけたのは「まぐろや」海鮮丼メインのお店である。道路沿いの為、気軽に入りやすい。朝10時頃入店した。店内はテーブル6席と小さめで、ほぼ満員。お酒のキープが所狭しと置かれている。もちろん海鮮丼を食べる人が多く伺えたが、お酒を片手に談笑している人たちも多かった。朝からお酒...なんという贅沢であろうか。(僕は飲めない)そんな人を横目にお目当ての海鮮丼を注文。
まぐろ丼 800円(税込)
鮭親子丼 800円(税込)
どちらも絶品!まぐろの赤身特有のしっかりめの歯ごたえと旨味。まるでグミ。ツヤツヤ鮭とウルウルいくら!新鮮さを物語るビジュアルと味。こんなに贅沢なモーニングは他にない。なんとも幸せな朝食であった。アクセスも良く、早い時間から営業している為、待ち合わせ前や予定の前にふらっと立ち寄ってみてはいかがだろうか。
名古屋柳橋中央市場「マルナカ食品センター」で海鮮丼!【たつレポ】
グミて…おい…。
○まぐろや柳橋(柳橋中央市場 マルナカ食品センター内)
住所:名古屋市中村区名駅四丁目15-2
電話番号:090-1567-0968
営業時間:6時~14時
定休日:日・祝
名古屋の朝食としてもうひとつ提案しておきたいのが駅きしめんだ。
数あるきしめん屋の中でもなんだかつい食べてしまうのがホームにある小さなきしめん屋さん。(JRの在来線にも新幹線ホームにもある)
券売機で食券を購入してから店内へ。注文したのはきつねきしめん(420円)店内にはカウンター席があるだけ。まさかの立ち食いスタイル。食券を店員のおじさんに見せると「そば?きしめん?」と聞かれます。迷わずきしめんを選択。少しするとすぐ注文の品が出てきた。提供時間はなんと1分。驚きの速さです。麺はちゃんときしめん。出汁はちょっと濃いめ。名古屋人はやっぱり濃い味が好きなのでしょうか。
たつやにかかれば全然そそられない紹介となるこのきしめん。ホームで食べるからなのか、旅のはじまりを告げる味だからなのか、旅から帰ってきて食べるからなのか、新屋的には新幹線ホームで食うきしめんが一番うまい。みなさんもぜひ。
○名代きしめん 住よし(JR名古屋駅ホーム)
新幹線ホーム、JR在来線名古屋駅ホーム
営業時間:6時~14時
定休日:日・祝
お次は名古屋メシの代表格のひとつである味噌煮込みうどん。
有名な山本屋には「山本屋本店」と「山本屋総本家」がある。よく似ているが全くの別物である。(ややこしい)
今回は「山本屋本店」へ向かいました。頼んだのは王道の味噌煮込みうどん(700円)まずは登場。ぐつぐつと煮立った汁と味噌の香りが食欲をそそります。蓋を受け皿にするのが山本屋流★(どっちのだよ)まずは汁、見かけの軽めの色に比べて味は濃いめ。あっさりと見せかけて後から濃い味噌の味が湧き出てきます。お次は麺。かため、アルデンテである。もっちりというより噛み切り易さはあるが歯ごたえのある麺という感じ。この食感と味。なかなか他では食べられない味噌煮込みうどん。山本屋本店、山本屋総本家の食べ比べなんかも名古屋観光の楽しみになるかもしれません!!
味噌煮込みうどんの双璧「山本屋本店」に白シャツで突撃!!【たつレポ】
○山本屋本店(名古屋駅店)
住所:名古屋市中村区名駅1-1-4 名古屋うまいもん通り 広小路口
電話番号:052-756-2531
営業時間:11:00~23:00(ラストオーダー22:30)
定休日:施設に準ずる
しばし食べものばっかり続きます!
前回の記事では「台湾まぜそば」を紹介しましたが、あれは「台湾ラーメン」から派生したいわば亜種。わりと歴史の古い名古屋メシ台湾ラーメンの元祖、味仙。
おなじみのローカルCMはこちら。タイワンラァメン♪タイワンチィマキィ♪
台湾ラーメン(600円)
辛いだけでなくちゃんと旨味があるそうです。台湾ラーメンという名前だけど実は名古屋発祥なんです。台湾では「名古屋拉麺」という名前で売られているそう。大上先生は「美味しい」と言いながらもすするたびにゲホゲホしている。すするのは厳禁…。辛いのが超苦手な加藤。レポしながらゲホゲホする大上先生を横目に我関せずと呑気に辛くない普通の餃子を食していたら前から差し出されたまさかの台湾ラーメン。意を決して、一口。
一口目にして既に限界。水2杯飲み干す凄まじい破壊力の辛さ。唇が痛く腫れる。なんとか完食したものの、そのあと餃子を食べると餃子が激辛餃子に早変わりしている…!食べたあとは普通のものでも激辛メニューに変えてしまう台湾ラーメン。恐るべし。くれぐれも食べる順番には要注意。もっと辛い「イタリアン」さらに辛い「アフリカン」や、辛さ控えめの「アメリカン」もあるため、ぜひ一度食べてみてください★
○味仙(名古屋駅店)
住所:名古屋市中村区名駅1-1-4 名古屋うまいもん通りから端
電話番号:052-581-0330
営業時間:11:00~23:00(ラストオーダー22:00)
定休日:施設に準ずる
名古屋市内おすすめエリア
覚王山
古い町並みとオシャレなお店が立ち並ぶ雰囲気のいいエリアの覚王山。
覚王山の「覚王」ってお釈迦様のことなんですと。
そんなお釈迦様の遺骨(それまで釈迦は実在しないとされてきたため世紀の大発見だったんだとか)をタイから日本へ寄贈され、1904年に建立された広大な土地面積を誇る日泰寺。日本の日とタイの泰で日泰寺。(当時の暹羅国からタイに国名が変わるまでは日暹寺だったそう)
お釈迦様の遺骨が納められている奉安塔は必見。
そんな日泰寺は一風変わっていて
なんと檀家がいない!
日泰寺は日本で唯一どの宗派にも属さない全仏教徒のための寺院なんです。いわば日本全国の寺が檀家。なので参道にある仏具店の店先には「各宗派の〇〇あります」といった珍しい謳い文句が書かれています。
数年に一度持ち回りで各宗派から日泰寺に代表者を出し、管理や運営などを行うのだとか。またお坊さん養成機関などの役割も備えているそう。
春には境内の桜が咲き乱れ、広い敷地は子供の遊び場になっている日泰寺。
荘厳な山門や五重塔のある日本的なお寺の風景かと思えば、象のモニュメントがあったり本堂には漢字ではなくタイ文字で言葉が書かれていたりとどこか異国情緒も感じられる。
その名の由来ともなっている日泰寺を中心に栄えた覚王山は、第二次世界大戦の空襲でもその戦火を逃れ、広小路通りからのびる参道はほぼ当時のまま残ったんだとか。店の入れ替わりこそあれ、全国的にも珍しい「T字型」の商店街の昔の姿に想いを馳せながら散策するのもまたおすすめです。
(ここまで覚王山に精通しているかのように語った新屋ですが、この情報はすべて参道に古くからある畳屋のおじいちゃんに開院の挨拶に行ったときに2時間くらいかけて教えてもらった)
○日泰寺
住所:愛知県名古屋市千種区法王町1-1
電話番号:052-751-2121
開門時間 午前5時~午後5時
愛知県岡崎市発祥でいまや名古屋を代表する人気ドーナツ店のZARAME。
覚王山にも店舗を構え、休日は行列、売り切れ必至の人気店。
覚王山の街並みにマッチしたオシャレなカフェ。入店してすぐ、ショーケースにはカラフルなドーナツの数々。いかにも「インスタ映え」だ。サイズは大きめ、外はサクッと中はふわっと。油がなかなか染み込んでいて身体には良くないと思うが、とても美味しさを感じる。シンプルなバニラグレーズ(280円)はシンプルドーナツの砂糖がけだが、見かけによらず意外と甘すぎず、サクッと感が際立った印象。一方ヘーゼルモンド(324円)は、ドーナツの上に塗られたヘーゼルナッツクリームが甘め。さらにその上には、ごろっとこれでもかとトッピングされたアーモンドで噛みごたえは抜群。難点は食べるたびにアーモンドがボロボロとこぼれるため、対策をとってから食べることをおすすめする。インスタ映えからのサクふわ、甘み、ナッツを感じる贅沢ドーナツ、魅力を感じないわけがない。
どっちもおいひぃでふ
ドーナツだけでなくランチやハンバーガーも美味しいZARAME。ドーナツの販売は栄の松坂屋でもしています。見た目のわりに甘すぎないので手土産や自分へのご褒美に。
○ZARAME NAGOYA
住所:愛知県名古屋市千種区山門町2−36
電話番号:052-763-7662
営業時間:9:00~20:00(ラストオーダー19:30)
定休日:なし
今回店舗のレポートはしないが、覚王山には
人気パティスリーのシェ・シバタさん
開店、即完売の大人気タルト店fika.さん
古き良き洋食店のひらきさん
超人気鍼灸院のこもの鍼灸院覚王山院さん
https://www.cosme.net/salon/s/komono-kakuouzan/
日本文化としての鍼灸を歴史ある町で受けるのってすごい高まる体験なのでは。ねえ。
覚王山は老若男女問わず楽しめる不思議な魅力あふれる町。年に三回大きなお祭りもあるので、季節ごとに変わる町の景色を楽しみにきてみてくださいね。
本山
覚王山のお隣、本山もまたオシャレで洗練された町である。そんなところに突如そびえるのが「名古屋大仏」である。意外とマイナーだがなかなかエッジの効いているスポットがこちら。
桃巌寺という意外と知られていない名古屋大仏のいるお寺。名古屋の中でもおしゃれな街、本山駅から徒歩3分。入り口から溢れんばかりの緑が広がっており、生い茂る木草で森に迷い込んだと思わせられるほど。田舎特有であるコバエの集団が名古屋市内でも体験できる数少ない場所である。中にはものすごく緑の名古屋大仏、誰かの左手、シーサー、愛犬供養のお墓、巨大木魚、懺悔文、無数の男根と、深い訳がありそうなもので溢れかえっている。謎が多いがその分面白く興味深い空間。撮影不可な場所や、撮影を自主規制したスポットも多かったのでぜひ一度訪れてみてほしい。
めっちゃ緑。
「彼女と寺デートなう」にどうぞ。
○桃巌寺
住所:愛知県名古屋市千種区四谷通2丁目16
電話番号:052-781-1427
開門時間:9:00~18:00
定休日:なし
マウンテン
その異質さからメニューを食すことを「登頂」と呼ばれ全国にその名を轟かせるのが喫茶マウンテン。主張の激しい看板が目印。
そんな看板とは打って変わって、建物は欧州のロッジの様な可愛らしい感じ。
店内は昔ながらの全席喫煙可。50年の歴史を誇る。
入ってすぐに渡されるメニュー。無難なものからぶっ飛んだものまで、数はかなり充実しています。私達は打ち合わせ通り、手始めに甘口いちごパスタを注文。
イチゴスパ(1000円)
まずは嗅覚と接触。ミスドの香りがする...。そして視覚。いちご感たっぷりの太麺どピンク麺にホイップクリーム、いちご、キウイ。これがあの、ぶっ飛びパスタ...。一口食べてみると、口に広がるなんともいえないイチゴの香り。でも食べれなくはない。
油がしっかりと麺に絡んでいて炒めた焦げ目も少しある。茹で上げた麺を油で炒めているのです…。味の抵抗はあまりなかったが、パスタへの抵抗は強かった。2口目はホイップクリームを添えて。元々ホイップクリームが好きではない私は、辛うじて支えとなっていた「味」が消えることで、もう耐えられなかった。ただの油ぎった甘さ爆発パスタは飲み込みたい私と受け付けない体との葛藤。「自分でよそったものは食べきる」という信念から、この使命を果たすためだけにマウンテンで言われる「登山」し続け、ついに「登頂」した。もう2度とこの山は登山しない。そう心に誓ったのは必然。しかし、他のお客さんからも割と注文入ってたので人気メニューのようです…。登頂した私からまだ見ぬ登山者に言えるのは、食感ではなく味に集中し、他の思考回路をストップさせて登頂を目指し続けること。ただそれだけ。
名古屋の迷物!?「喫茶マウンテン」でいちごスパを食べてみた【たつレポ】
お次はこちら。
マンゴースペシャルかき氷(800円)
まず見た目のインパクト。顔をゆうに越すこの大きさ。インスタ映え間違いなし。そしてこのかき氷はただのかきではなかったのです。美味しそうに見えるこちら、マンゴーソースの中には唐辛子系激辛ソースが混ぜ込まれていました。絶妙なバランスでうまく調和されているこのソース。どこを食べても甘くて美味しいマンゴーから襲ってくる強度な刺激。甘くて美味しいのに辛くて痛い。どうにもできないこのもどかしさ。そして量の多さ。たかが水のはずなのに、どれだけ食べても減らない恐怖。何度「遭難」しそうになったか…。そんな時に、なんとバニラアイスが隠れてるというサービス精神。なんて素晴らしい山なんだ!バニラの救助を受けながら1時間以上かけて「登頂」した時には、たつや先生との深い絆が生まれ、固く握手を交わしていた。これはぜひ絆を深めたい相手と協力して登頂を目指すべき代物。気になるあの子と一度挑戦してみてください。
名古屋といえば!「喫茶マウンテン」で激辛かき氷を食べてみた【たつレポ】
変わり種メニューにも垣間見える店主の食材への強いこだわり。
50年続くという事は、ただの変な店だけというわけでもない。愛される秘密を探りに行ってみてはいかがでしょうか。
○喫茶マウンテン
住所:愛知県名古屋市昭和区滝川町 47-86
電話番号:052-832-0897
営業時間:9:00~21:30(ラストオーダー21:00)
定休日:月(祝日の場合は火)
甘いものを欲してマウンテンに行き、甘味パスタなどを食べたらなんとなく不完全燃焼になることうけあい。そんな時はみんな大好き名古屋といえばコメダ珈琲!と言いたいところだけど、ここはちょっぴり変化球。
「和のコメダ」が名古屋にはあるのだ。
あの名古屋発祥コメダ珈琲のシロノワールの抹茶バージョンが食べられるお店、おかげ庵。もちろん系列店。残念ながらどの店舗も全体的にアクセスはよろしくない。が、私達が向かった店舗は駅から徒歩10分ほどなので、抹茶シロノワールの為なら苦でもない。
もちろんお目当ての抹茶シロノワール(750円)を注文。ソフトクリームの種類がバニラ、抹茶、ミックスで選べる。私達はミックスをチョイス。当たり前のように書いているが、シロノワールとは、暖かいデニッシュと冷たいソフトクリームにシロップをかけ、同時に貪るスイーツである。それが抹茶ソフトになったのが今回のバージョン。美味しくないはずがない!通常、バニラとシロップによる激甘スイーツだが、こちらは濃厚だけど、甘すぎない抹茶ソフトにより、ぺろっと食べれてしまう代物であった。(誘惑に負け抹茶シェイクと冷やしぜんざいもちゃっかり注文)
抹茶シェイク(600円)
抹茶ソフト同様濃いあっさりめのシェイク。内容量もしっかりありますが、美味しすぎて光の速さで飲み干しました。
冷やしぜんざい(650円)
白玉をお餅に変更してもらうこともできました。暑くなるこれから季節にオススメの一品です。
そんなおかげ庵。愛知に7店舗のほか、なんと神奈川に2店舗展開している。謎である。
関東の方はぜひ神奈川の店舗に。
○おかげ庵(新開町店)
住所:愛知県名古屋市瑞穂区新開町24−134
電話番号:052-883-1588
営業時間:7:00~23:00
定休日:なし
番外編:手羽先食べくらべ
世界の山ちゃん vs 風来坊
価格:(450円/1人前5本) (500円/1人前5本)
山ちゃん評
塩コショウをふんだんにかけてあるのでスパイシーでパリッパリ!お酒のお供に。という感じ。形はVの字で正しい食べ方をすればとても食べやすい。身も程よく付いているが1人前では物足りない感がある。
風来坊評
みりん醤油っぽいタレ味。甘辛やみつきという感じでパリパリよりはしっとり身もぷるんという感じ。山ちゃんと比較して少し小ぶり。山ちゃんのようにVの字ではなくIの字のため、コツ掴むまでは食べ方が少し難しい。こちらも1人前では物足りなさを感じる。価格は風来坊の方がお高めだが、大差はないため好みで決めればいいかなあと。ちなみに私達は風来坊派で一致しました。(おい)
「半分こ、しよ?」
新屋的には「名古屋の手羽先」と言えば胡椒がらい山ちゃん。はじめての名古屋手羽先の方は山ちゃんにつれていきがち。好きなのは風来坊。(おい)
ビール好きな人は山ちゃんでしょうね。
○世界の山ちゃん
http://www.yamachan.co.jp/shop/aichi/
○風来坊
さて2本立てでお送りした名古屋をおすすめするこのブログ。
なんと。
まだ終わりません!
次回はみんなが悩む「名古屋みやげ」について特集します!
名古屋紹介というか、たつや紹介の感が否めないのが悔やまれる。
動画も見れば見るほどくせになるのでご注意ください。